一人親方必見!無料ダウンロードOK【請求書テンプレート】Excel/Word/PDFで簡単作成

一人親方として独立したばかりで請求書の書き方が分からない…そんなあなたに朗報です!

この記事では、無料でダウンロードできるExcel、Word、PDF形式の請求書テンプレートを提供しています。
さらに、一人親方にとって請求書がなぜ必要なのか、書き方の注意点、消費税や源泉徴収税の扱い方など、請求書作成に必要な知識を網羅的に解説。

よくある質問への回答や、業種別の活用事例も紹介することで、初めての方でも安心して請求書を作成できるようサポートします。

この記事を読めば、請求書作成の不安を解消し、スムーズな取引を実現できるでしょう。

一人親方として働く上で、請求書は欠かせないものです。

この章では、一人親方とは何か、なぜ請求書が必要なのか、そして請求書の書き方の注意点について解説します。

一人親方とは?

一人親方とは、従業員を雇わず、個人で事業を営む事業主のことを指します。

建設業、運送業、デザイン業、IT関係など、様々な業種で一人親方が活躍しています。

法的には、個人事業主として扱われます。

なぜ請求書が必要なのか?

請求書は、取引先に対して業務内容と報酬金額を明確に伝えるための重要な書類です。

請求書を発行することで、取引先との金銭トラブルを未然に防ぎ、円滑な取引を行うことができます。
また、確定申告の際に必要となる経費の計算や、事業の収支を把握するためにも、請求書の発行と保管は不可欠です。

具体的には、以下の目的で請求書が用いられます。

  • 取引内容の明確化:業務内容、単価、数量、合計金額などを明確にすることで、双方の認識の齟齬を防ぎます。
  • 支払いの請求:正式な書類として請求を行うことで、支払いをスムーズに進めることができます。
  • 経費の把握:確定申告に必要な経費の記録として利用できます。
  • 売上管理:事業の売上を把握し、経営状況を分析する際に役立ちます。
  • 取引履歴の管理:取引先との取引内容を記録として残すことができます。

請求書の書き方における注意点

請求書を作成する際には、いくつかの注意点があります。
これらの注意点を理解し、正確な請求書を作成することで、取引先との信頼関係を築き、スムーズな取引を実現できます。

以下の表に、請求書に必ず記載すべき項目と、記載しておくと望ましい任意項目をまとめました。

必須項目説明
請求書番号請求書を一意に識別するための番号です。通し番号で管理すると便利です。
請求日請求書を作成した日付です。
請求者名(屋号)あなた自身の氏名または屋号を記載します。
請求者住所あなたの住所を記載します。
請求者電話番号あなたの電話番号を記載します。
請求先名(会社名)請求先の会社名または担当者名を記載します。
請求先住所請求先の住所を記載します。
請求先電話番号請求先の電話番号を記載します。
件名(タイトル)請求内容が簡潔にわかるタイトルを記載します。例:「ホームページ制作費用」
業務内容提供したサービスや商品の内容を具体的に記載します。
単価サービスや商品の単価を記載します。
数量サービスや商品の数量を記載します。
金額単価×数量で算出した金額を記載します。
消費税消費税額を記載します。
合計金額請求金額の合計を記載します。
支払期限支払期限を記載します。
支払方法銀行振込や現金など、支払方法を記載します。
任意項目説明
源泉徴収税額源泉徴収の対象となる場合に記載します。
振込口座情報銀行振込の場合、振込先の銀行名、支店名、口座番号、口座名義を記載します。
備考その他、必要な情報を記載します。

また、以下の点にも注意しましょう。

  • 誤字脱字がないか、金額に間違いがないか、必ず確認しましょう。
  • 記載事項に不明点がないように、具体的に記述しましょう。例えば、「Webサイト制作」ではなく、「Webサイトデザイン、コーディング、レスポンシブ対応」のように具体的に記載します。
  • 取引先ごとに請求書の書式が異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。
  • 請求書はPDF形式で保存し、メールで送付するのが一般的です。郵送で送付する場合は、控えを必ず保管しておきましょう。
請求書テンプレートのダウンロード

このセクションでは、様々な業種に対応できるよう、Excel、Word、PDF形式の請求書テンプレートをご用意しました。無料でダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。

Excelテンプレート

Excelテンプレートの特徴

Excelテンプレートは、計算式が組み込まれているため、金額や消費税の計算を自動で行うことができます。また、セルを自由にカスタマイズできるため、業務内容に合わせて項目を追加したり変更したりすることが可能です。請求項目が多い場合や、複雑な計算が必要な場合に最適です。

メリットデメリット
計算が自動化できる数式に誤りがあると、間違った金額が計算される可能性がある
自由にカスタマイズ可能Excelソフトを持っていないと開けない
データ管理しやすいファイルサイズが大きくなる場合がある

ダウンロードはこちら

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Wordテンプレート

Wordテンプレートの特徴

Wordテンプレートは、直感的な操作で簡単に編集できます。
また、フォントやレイアウトを自由に設定できるため、見やすく、相手に分かりやすい請求書を作成することができます。

シンプルな請求書を作成したい場合や、デザイン性を重視する場合におすすめです。

メリットデメリット
操作が簡単複雑な計算式は組み込みにくい
デザイン性の高い請求書作成が可能Wordソフトを持っていないと開けない
様々なフォントやレイアウトが利用可能互換性の問題が生じる場合がある

ダウンロードはこちら

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PDFテンプレート

PDFテンプレートの特徴

PDFテンプレートは、レイアウトが崩れにくく、どの環境でも同じように表示されます。

セキュリティ性が高いため、改ざんされるリスクも低いです。

作成した請求書をそのまま印刷して使用したい場合や、電子メールで送付する場合に便利です。
ただし、編集には専用のソフトが必要な場合があります。

メリットデメリット
レイアウトが崩れない編集には専用のソフトが必要な場合がある
セキュリティ性が高い一部のPDFは編集が制限されている場合がある
様々なデバイスで閲覧可能複雑な計算式は組み込めない

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 請求書を無料テンプレートでPDF作成してみよう。

これらのテンプレートは、請求書作成の手間を大幅に削減するのに役立ちます。

それぞれのテンプレートの特徴を理解し、ご自身の業務に最適なものを選んでご利用ください。

ダウンロードはすべて無料です。

請求書作成時のポイント

請求書を正しく作成することは、ビジネスにおける信頼関係を築き、スムーズな取引を行う上で非常に重要です。

この章では、請求書を作成する際のポイントを詳しく解説します。

必要な項目

請求書には、法律で定められた必須項目と、取引を円滑に進めるために必要な項目があります。

漏れや間違いがあると、支払いが遅延したり、トラブルに発展する可能性があります。

以下の項目を必ず記載しましょう。

必須項目推奨項目
請求書の発行日取引先担当者名
請求金額件名(業務内容の概要)
請求先(取引先の名称と住所)支払期限
請求元(自分の氏名または屋号、住所、連絡先)支払方法
提供したサービスまたは商品の内容と数量振込先口座情報

消費税の取り扱い

消費税の取り扱いは、一人親方の事業規模によって異なります。

免税事業者の場合は消費税を請求できませんが、課税事業者の場合は請求する必要があります。

どちらの場合でも、請求書に消費税の記載方法を明確にすることが重要です。

免税事業者の場合

売上高1,000万円以下の免税事業者の場合は、請求書に「消費税免税事業者」と記載します。
消費税は請求しません。

課税事業者の場合

売上高1,000万円を超える課税事業者の場合は、消費税を請求し、請求書に内税か外税かを明記し、消費税額を記載します。
内税とは、請求金額に消費税が含まれていることを指し、外税とは、請求金額とは別に消費税額を記載することを指します。
どちらの方法で記載するかは、取引先との合意に基づいて決定します。

源泉徴収税について

一人親方が報酬を受け取る際、特定の業務内容によっては源泉徴収税が適用される場合があります。

源泉徴収税とは、所得税の一部を支払時に差し引く制度です。

源泉徴収の対象となる業務内容や税率は、事前に確認しておく必要があります。

源泉徴収の対象となる業務

デザイン制作やシステム開発などの業務委託は、源泉徴収の対象となる場合があります。
ただし、建設業や運送業など、特定の業種は源泉徴収の対象外となります。
詳しくは国税庁のウェブサイトなどを参照してください。

源泉徴収税額の計算方法

源泉徴収税額は、報酬額に応じて計算されます。
具体的な計算方法は、国税庁のウェブサイトなどで確認できます。

請求書への記載方法

源泉徴収された場合は、請求書に源泉徴収税額と源泉徴収税額控除後の金額を明記する必要があります。
源泉徴収税額は、請求金額から差し引いた金額ではなく、別途記載するようにしましょう。

印紙は必要?

請求書の金額によって、印紙税を納める必要があります。

印紙税は、課税文書を作成した際に課される税金です。

請求書が課税文書に該当する場合は、適切な金額の印紙を貼付し、消印をする必要があります。

印紙税額の確認

印紙税額は、請求書の金額によって異なります。
国税庁のウェブサイトなどで、最新の印紙税額表を確認しましょう。

印紙の貼付と消印

印紙は、請求書に直接貼付し、消印をする必要があります。
消印は、印紙を再利用できないようにするために行います。
ボールペンやサインペンなどで、印紙を横切るように線を引くことで消印となります。

請求書に関するよくある質問

請求書の作成や発行、受領において、様々な疑問が生じるかと思います。

ここではよくある質問とその回答をまとめました。

請求書に関する疑問を解消し、スムーズな取引を実現しましょう。

発行日を間違えてしまった場合はどうすればいいですか?

発行日を間違えてしまった場合は、訂正印を押して修正するか、もしくは改めて正しい日付で請求書を再発行するのが適切です。
修正する場合は、誤った日付に二重線を引いて訂正印を押し、正しい日付を追記します。
どちらの場合も、取引先に修正または再発行した旨を伝えることが重要です。
顧客との良好な関係を維持するためにも、誠実な対応を心がけましょう。

金額を間違えてしまった場合はどうすればいいですか?

金額を間違えてしまった場合も、発行日を間違えた場合と同様に、訂正印を押して修正するか、正しい金額で再発行する必要があります。
少額の誤りの場合は訂正印で修正できますが、高額の誤りや、取引先に不信感を与えてしまう可能性がある場合は、再発行した方が良いでしょう。
いずれの場合も、取引先に連絡し、状況を説明することが大切です。
再発行の場合は、元の請求書を破棄してもらうように依頼することも忘れないようにしましょう。

再発行はどのようにすればいいですか?

請求書の再発行は、元の請求書と同じ内容で作成し、「再発行」と明記します。
また、再発行の理由も記載しておくと、取引先が状況を理解しやすいため、おすすめです。
再発行日を記載することも忘れずに行いましょう。
元の請求書と区別するために、請求書番号を新たに付番する方法もあります。
請求書番号の付け方は、「請求書番号-再発行」のようにすると分かりやすいでしょう。

請求書の保存期間はどのくらいですか?

請求書の保存期間は、法律で7年間と定められています(法人税法、所得税法)。
これは、税務調査や会計監査に対応するために必要な期間です。
電子データでの保存も認められています。
ただし、データが改ざんされていないことが証明できるシステムである必要があります。

電子請求書と紙の請求書、どちらが良いですか?

電子請求書と紙の請求書のどちらが良いかは、状況によって異なります。
電子請求書は、郵送コストや印刷コストの削減保管スペースの削減といったメリットがあります。
一方、紙の請求書は、取引先が電子請求書に対応していない場合や、紙媒体での保管を希望する場合に適しています。
双方のメリット・デメリットを理解し、取引先との関係性も考慮して選択しましょう。

請求書に収入印紙は必要ですか?

請求書に収入印紙が必要かどうかは、記載金額によって異なります
以下の表を参考にしてください。

記載金額 収入印紙額
1万円未満 不要
1万円以上~5万円未満 不要
5万円以上~100万円未満 200円
100万円以上~500万円未満 400円
500万円以上~1000万円未満 1000円
1000万円以上 2000円

ただし、領収書を発行する場合は、請求書に収入印紙を貼る必要はありません。

宛名を間違えてしまった場合はどうすればいいですか?

宛名を間違えてしまった場合は、二重線で訂正し、正しい宛名を追記します。
訂正印を押すことも忘れないようにしましょう。
ただし、あまりにも多くの間違いがある場合は、再発行した方が良いでしょう。
取引先に失礼のないように、丁寧な対応を心がけてください。

消費税の計算方法を教えてください。

消費税の計算方法は、税込金額 = 税抜金額 × (1 + 消費税率)です。
例えば、税抜金額が10,000円で消費税率が10%の場合は、10,000円 × (1 + 0.1) = 11,000円となります。
軽減税率が適用される品目がある場合は、それぞれの税率に合わせて計算する必要があります。

源泉徴収が必要な場合はどうすれば良いですか?

源泉徴収が必要な場合は、請求書に源泉徴収税額を記載し、支払者(クライアント)が源泉徴収した上で支払います。
源泉徴収の対象となる業務や金額については、国税庁のウェブサイトなどを参照ください。
また、源泉徴収税額は、請求金額から差し引いた金額が支払われます。
一人親方 請求書テンプレート活用事例

請求書テンプレートは、業種を問わず様々な場面で活用できます。

ここでは、一人親方として働く方が実際に請求書テンプレートを活用する事例を、業種別に具体的に見ていきましょう。

建設業の場合

建設業の一人親方の場合、例えば、リフォーム工事や内装工事など、様々な現場で請求書を発行する必要があります。

以下は、内装工事の完了に伴う請求書の例です。

項目内容
請求先株式会社〇〇建設
請求元山田 太郎
請求日2024年3月1日
請求金額500,000円
内訳クロス張替工事:300,000円床材張替工事:200,000円
振込先〇〇銀行 〇〇支店 普通預金 口座番号:〇〇〇〇〇〇〇〇

このように、工事内容を具体的に記載することで、請求内容の明確化につながります。
また、複数項目にわたる工事の場合は、それぞれ金額を内訳で記載することが重要です。

Excelテンプレートを活用すれば、数式を用いて合計金額を自動計算することも可能です。

Excelテンプレートをダウンロード
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デザイン業の場合

デザイン業の一人親方の場合、ロゴ制作やWebデザインなど、提供するサービスは多岐にわたります。

クライアントとの契約内容に基づき、請求書を作成する必要があります。

例えばロゴデザイン作成の場合、以下のようになります。

項目内容
請求先株式会社△△デザイン
請求元佐藤 花子
請求日2024年3月15日
請求金額200,000円
内訳ロゴデザイン作成費:200,000円(デザイン案3パターン提出、修正2回まで含む)
振込先□□銀行 □□支店 普通預金 口座番号:□□□□□□□□

デザイン業の場合、修正回数や提出物など、契約内容を明確に記載することが、後々のトラブル防止につながります。

Wordテンプレートを活用すれば、契約内容に合わせて柔軟に修正できます。

Wordテンプレートをダウンロード
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IT関係の場合

IT関係の一人親方の場合、システム開発やWebサイト制作、アプリ開発など、高度な専門知識を要するサービスを提供することが多いです。
そのため、請求書にも専門用語が含まれる場合もあります。

例えば、Webサイト制作の場合、以下のようになります。

項目内容
請求先株式会社◇◇システム
請求元鈴木 一郎
請求日2024年3月31日
請求金額1,000,000円
内訳Webサイトデザイン・コーディング:800,000円レスポンシブ対応:100,000円SEO対策初期設定:100,000円
振込先××銀行 ××支店 普通預金 口座番号:××××××××××

IT関係の請求書では、作業範囲を明確にすることが重要です。

「レスポンシブ対応」や「SEO対策」など、具体的な作業内容を記載することで、クライアントとの認識のずれを防ぎます。
また、PDFテンプレートを利用すれば、内容の改ざんを防ぐことができます。

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上記以外にも、様々な業種で請求書テンプレートを活用できます。

自身の業務内容に合わせて、最適なテンプレートを選び、活用しましょう。

この記事では、一人親方にとって必須の請求書について、基礎知識からテンプレートの活用方法までを解説しました。

請求書は、業務完了後、報酬を受け取るための重要な書類です。

正しく作成することで、スムーズな取引を実現し、トラブルを未然に防ぐことができます。

Excel、Word、PDF形式の無料テンプレートを活用すれば、簡単に作成できますので、ぜひダウンロードしてご活用ください。

消費税や源泉徴収税、印紙など、状況に応じて適切な対応が必要です。

記載ミスがあった場合は、訂正印を用いる、もしくは再発行を行いましょう。

業種別の事例も参考に、ご自身の業務に合った請求書を作成してください。

請求書テンプレートはスマホで無料から使えるアプリ|請求ピッパ